アイビスペイントを子どもに使わせるために確認したこと【ibisPaint 10.0.10】
horoa-adminタブレットを購入したので、アイビスペイントを使ってお絵描きを始めました。基本無料で使いやすく、本当に素敵なアプリで初心者でも楽しく絵を描くことができます。
そして、絵を描くことが大好きな子どもにも、デジタルペイントを楽しんでほしいのでぜひアイビスペイントを使わせたい…と考えました。アイビスペイントの描画機能そのものはとても充実していて操作性もよく、子どものデジタルペイントデビューにもぴったりだと思います。
では、アイビスペイントは子どもでも安全につかえるのでしょうか。GooglePlayでの対象年齢は3歳以上となっていますが、どのように考えたらよいでしょうか。
我が家の結論：親とアカウントを分けて広告除去アドオンを購入すれば一定の安全を確保できる
これは、何をもって「安全」「安心」とするかによると思うのですが…我が家での結論は上記のとおりです。
アプリ全般を子どもに使わせるうえでの我が家のポイントは次のようなもの。
- SNSとの意図しない連動があるかないか
- 子どもには不適切な広告が表示されるかされないか
- 子どもに不適切なコンテンツが表示されるかされないか
これらのポイントについて、確認した点をまとめます。
SNSとの意図しない連動があるかないか
アイビスペイントには、自身の作品をTwitter等にアップロードする機能があります。また、アイビスペイント自体がお絵描きSNSとうたっている通りSNS機能を有しています。これによって意図しない作品を公開してしまったら…という不安。
明示的に操作をしなければ意図しない公開はないです。大丈夫。
まず、アイビスペイントのSNS機能の一つである「オンラインギャラリー」を使うめには、Twitterやフェイスブックのアカウント連携が必要です。
以下は、動画をアップロードするためのFAQですが、アカウントの連携について分かりやすいので参考になるかと思います。
TwitterやFacebookに作品の動画を投稿したい。
つまり、明確に「SNSアカウント連携させる」操作を行わなければ、公開機能を使うことができないということです。
安心ですね。
子どもには不適切な広告が表示されるかされないか
こちらは、対象アカウントでどのようなweb利用をしているかによるかと思います。
アイビスペイントのプライバシーポリシー「別表．第三者に提供する個人情報」によると【広告表示】を処理目的とした「個人情報の種類」に【端末・行動情報】が挙げられています。
ここにデバイストークンにはじまりクッキーなどの情報もあるので、共有のデバイスやアカウントでアプリを利用している場合、その情報に応じた広告が表示される可能性があります。アカウントを分けていれば大丈夫な気もしますが、確信はもてません。
子どもにとって不適切なwebでの行動履歴があれば、不適切な広告が表示される可能性はある…という理解で概ね間違っていないかと思います。
なので、安心したい方は広告除去アドオンを購入することをおすすめします。
ただし、このアドオンの購入には何点か注意したほうがよいことがあります。
広告除去アドオン購入についての注意点
広告非表示アドオンは1,600円(2023.5.10時点）、買い切りのアドオンです。こちらを有効にすることで、利用時に広告が表示されなくなります。また、広告を見ることで一定時間無料で使えるようになるブラシが使い放題となり操作性が上がります。
一方で注意が必要と感じたのは次の点。
- プレミアム会員の機能が使えるようになるわけではない
- 対象アカウントのみ反映されるので、子どもがデバイスを使っているアカウントで購入する必要がある
プレミアム会員の機能が使えるようになるわけではない
そもそも、プレミアム会員であれば、広告除去の機能はありますので別途アドオンを購入する必要はありません。
広告除去アドオンは、文字どおり広告除去を行うものなので、プレミアム会員が使える描画機能等が使えるようになるわけではないので注意が必要です。
子どものアカウントで購入する必要がある
我が家のタブレットはandroidなので、Googleアカウントですが、親と子供はそれぞれ別のアカウントを利用しています。
この場合、親のアカウントでアドオンを購入してしまうと子どもがアイビスペイントを利用した時にアドオンは反映されません。
あくまでも購入したGoogleアカウントに紐づきますので、購入の際は充分注意しましょう。
実際広告がないと使いやすいのは間違いないので、親のアカウントでも欲しくなってきてはいます。
子どもに不適切なコンテンツが表示されるかされないか
こちらについては「表示される可能性がある」という結論です。
アイビスペイントを使うと、他の人がオンラインギャラリーに投稿した作品が表示されます。ランキング等はオンラインギャラリーに遷移しなくても起動時のトップに表示されます。オンラインギャラリーのゾーニングがどうなっているかの詳細は分からないのですが、「こどもにとって不適切」なコンテンツをどう考えるかによって、判断がかわってくるところでしょう。
大人にとっては不適切ではない作品も、子どもの年齢によって好ましくない、ということも考えられます。
他サービスのフィルタリングなどで、オンラインギャラリーへのアクセスを制限できないかについては引き続き確認したいと思いますが、まずは「オンラインギャラリー」の閲覧について親子で取り決めを作るなどの対応が必要と感じました。
まとめ
- アイビスペイントの描画機能は子どものデジタルペイントデビューにもピッタリ
- アイビスペイントのSNS連携は明示的に行わなければできない
- 子どものアカウントで広告除去アドオンを購入すれば安心度がアップする
- オンラインギャラリーの閲覧は親子でルールをつくることをおすすめする
以上、ご覧いただきありがとうございました。
お絵描きたのしみましょう！
